田村市都路町にある「行司ヶ滝」は、豊かな原生林に囲まれた場所に位置し、新緑の緑と秋の紅葉それぞれの時期で違った美しさを見ることができます。今回は、秋の都路町を訪れ紅葉が美しい「行司ヶ滝」をご紹介いたします。
国道288号から約6㎞程で駐車場到着、道中には案内の看板も設置されていますので、看板の案内に従って進みます。しばらく山道を進むと行司ヶ滝の駐車場が見えてきますので、お車でお越しの際はこちらを利用するとよいですね。
駐車場からはコチラの道をまっすぐ進み、およそ1キロ弱で行司ヶ滝に到着いたします。右側を流れる渓流のせせらぎと木々が揺れる音を聞きながら歩くととても気持ちがいいです。
沢山の美しい紅葉を道中も楽しむことができますで、風情ある秋の景色を感じながら散策することができます。この日は、秋の日差しが心地よく絶好の散策日和です。
少し立ち止まって流れる水も見てみると、渓流の水がなだらかな箇所や時折荒々しい箇所もあり見応えがあります。
道を更に進んで行くと、日本一短い森林鉄道の看板がありました。かつてこの場所は、行司沢支線のトロッコレールとして、阿武隈山系の豊富な森林資源を首都園に供給するために利用されていました。都路町観光協会と、福島森林管理署が先人の里山の暮らしを伝えたいと復元したそうです。今、自分が歩いている箇所が、まさにトロッコレールとして使われていた場所だと思うと考え深いものがあります。
ここからは、ふくしま遊歩道50選にも選ばれている「行司ヶ滝遊歩道」です。現在地点から行司ヶ滝までは820m程で到着です。
遊歩道に入ると、緑やオレンジ・黄色といったさまざまな色合いの紅葉を楽しむことができます。上を見上げても広がる紅葉の景色は圧巻ですね。
遊歩道沿いに歩みを進めていると行司ヶ滝への案内看板を発見しました。ここから170mほど、階段や道幅も狭くなりますので足場に注意して進みます。
手すりにつかまりながらゆっくりと階段を下りていきます。お越しの際はスニーカーなどの動きやすい服装で来ることをお勧めします。
階段を下り終えるとそこには行司ヶ滝の迫力のある景色が広がっていました。その昔の元禄時代に相馬藩と三春藩の領境争いの行司を取った場所といわれているところから命名されたようで、過去のこちらの滝は32.2mあったとされ現在は電源開発に伴う取水口となっているため、その高さが半減されましたが、現在の落差16mもとても迫力があります!訪れた時期は紅葉の時期ですので、秋の美しい紅葉の葉と滝とのコラボレーションを見ることができます!豊かな原生林に囲まれた場所ですので夏の新緑も楽しめそうです。
豊かな大自然に囲まれた遊歩道と行司沢支線のトロッコレールの歴史などを歩きながら体感することができ、滝のマイナスイオンも感じられる行司ヶ滝、自然とともに身も心もリフレッシュできる場所ですので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
◉行司ヶ滝
住所
福島県田村市都路町古道小滝沢
お問合わせ
TEL:0247-81-2136(田村市 観光交流課 交流係)
詳しくはコチラから