日本美術院は、岡倉天心によって1898(明治31)年に設立された在野の日本美術団体です。東京美術学校を追われた天心は、新時代にふさわしい日本画を創造するという理想のもと、寺崎広業、横山大観、菱田春草ら近代日本画の旗手を育成しました。やがて彼らは西洋の遠近法や陰影を研究し、「朦朧体」と揶揄された描法によって、日本画の革新を模索します。さらに、天心亡き後の再興日本美術院では、今村紫紅や前田青邨、速水御舟ら次世代の画家たちが、伝統と革新のせめぎあいの中で、独自の画風を様々に展開していきます。


 本展では、現在長期休館中の横浜美術館のコレクションから、日本美術院に所属した21作家48作品を厳選しました。明治から昭和に至るまで、日本美術院が近代日本画壇にもたらした精華を、この機会にぜひご堪能ください。

●開催期間 2022年4月23日(土)〜6月5日(日)
●時間   午前9時30分から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
●開催場所 郡山市立美術館(郡山市安原町字大谷地 130-2)
●休館日  毎週月曜日
●観覧料  一般800円 、高校・大学生・65歳以上 500)円
      中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方は無料

企画展の詳細は、こちらからご確認ください。

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