2月3日は節分の日、郡山市の開成山大神宮と安積国造神社では毎年恒例の豆まきが行われました。
この季節ですが、寒さはあまり感じられず暖かい気温にも恵まれて数多くの人たちが集まりました。
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そもそも節分とは、立春、立夏、立秋、立冬それぞれの前の日に行われ、1年に4回ありました。
昔から季節の変わり目には邪気が生じると考えられていたため、立春の前日に厄祓いの想いを込めて節分の行事が残ったそうです。
豆を撒くということにも意味があります。
穀物の「豆」は「魔目」とも解釈されるため、鬼の目に投げることで一年の無病息災を願うという意味合いが込められているという言い伝えがあるのです。
なにより、昔から「豆には鬼を追い払う力がある」ということが、私たちに伝わってきているのです。
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開成山大神宮の豆まき「追儺祭」では、疫病や災厄を祓い希望に満ちた春を迎える為の除災招福の祈りを込めるとも言われているお祭りです。
豆をまき始める前から、多くの人で賑わいをみせていました。
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迫力のある太鼓の音をかわきりに豆まきがはじまりました。
息の合った太鼓の演奏は、まるで鬼が来た合図のように鳴り響き、集まった人たちの心を躍らせていました。
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「お鬼は外!」「福は内!」
掛け声と共に、豆まきが始まると集まった人たちは、手を上げて周りは歓声に包まれていました。
豆を拾うだけでなく、福を拾うかのように多くの人が投げられた豆を拾っていきます。
それぞれの人たちが一年の無病息災の願いを込めながら一丸となって豆まきに参加していました。
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開成山大神宮では、毎年豆まき「追儺祭」が開催されています。
今年参加できなかった方は、ぜひ来年一年の無病息災を願いにご参加ください。
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安積国造神社でも、毎年恒例の豆まきが行われました。
こちらも豆をまく前から、多くの人で賑わっています。
安積国造神社では、人形に罪をうつして祓い清める、「大祓人形祭」の後に豆まきが行われました。
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多くの人たちが、見守る中、神社内でも祈願が行われていました。
あたりが暗くなった安積国造神社は、周りの明かりが強調され、幻想的に見えます。
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豆まきが始まるとともに、一気に歓声が上がりました。
豆をまく人たちの笑顔がとても印象的です。
鬼を寄せつけないほどの活気に包まれた空間では子供はもちろんのこと、大人の方もとても楽しそうに参加していました。
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豆まきは、鬼を祓い福を呼び込む祭典ですが豆をまく人、受け取った人が共に一年を健康に過ごせるように願っていることが今回伝わってきました。
各家庭でも豆まきを行っているかと思いますが、一歩外に出て各神社の節分祭に参加するのもまた違った魅力があり、迫力もあります。
ぜひ来年度は足をお運びになり、願いを込めご参加ください。
〇:開成山大神宮
<住所>開成山大神宮(福島県郡山市開成3丁目1−38)
<TEL>024‐932‐1521
〇:安積国造神社
<住所>安積国造神社(福島県郡山市清水台1-6-23)
<TEL>024-932-1145

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