50周年を迎えた「こぐまちゃんえほん」は、シンプルな形と鮮やかな色彩、子どもたちの身の回りのストーリーで、世代を超えてたくさんの読書から愛されています。 その作者たちが発行した『あかべこのおはなし』(わかやまけん作・わだよしおみ文・こぐま社刊)は、郡山ゆかりの文学者も様々な作品で舞台とした磐梯山や猪苗代湖で、福島の伝説を詩情豊かに描き、困難に立ち向かう姿や助け合う気持ちを伝えています。東日本大震災以降、美しい福島を知ってほしい、福島の励みにと復刊され、震災から10年を迎えるにあたり、風化させず復興を進めることを思い起こさせます。「赤べこ」は魔除けとされ、厄病退散の願いが込められています。 本展では、『しろくまちゃんのほっとけーき』(わかやまけん作・こぐま社刊)のリトグラフ(版画)や資料から、はじめて出会う絵本の魅力と、先の見えない出来事に苦しむ昨今に絵本からの力を伝え、作品の世界を楽しんでいただきたいと思います。

開催期間 2021年7月3日(土)~8月29日(日)
開催時間 10:00~17:00(入館は16:30)
開催場所 郡山市文学資料館企画展示室(郡山市豊田町3番5号)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
観覧料 〈個人〉一般 200円 高校・大学生等 100円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方は無料

こおりやま文学の森資料館HPはコチラ

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