郡山市スポット「安積歴史博物館」へ!(2021年11月28日)

郡山市開成にある「安積歴史博物館」は、明治期に建てられた洋風建築のノスタルジックで美しい建物です。館内には、安積開拓~郡山の教育の歴史を感じることができます。またお洒落なランプや古い木製の机、レトロな内装のインテリアなどがあり、館内を巡りながら楽しむことができます。

県道6号沿い(郡山湖南線)にある安積高等学校のすぐ隣の場所にあり、道路からも美しい建築物の姿をみることができます。正面入り口から入ると駐車場がありますので、お車でお越しの際はこちらにお停めください。

そして、目の前に佇むノスタルジックな洋風建築の建物が今回ご紹介する安積歴史博物館。近くで見るとその大きさと建築の美しさに見入ってしまいます。旧本館、旧福島尋常中学校でもあったこちらは、昭和52年(1977)6月に国の重要文化財としても指定されています。

木造総2階の校舎は、玄関のポーチやベランダなど、鹿鳴館的な洋風技術を取り入れており。当時の人々はこれを「桑野御殿」と呼んで目を見はったそうです。

早速正面入り口から、中に入ってみるとそこにはノスタルジックな景色が広がっていました。床の板や壁、天井にいたるまで当時の旧福島尋常中学校を彷彿とさせます。

それぞれの教室ごとに展示テーマが振り分けられており、校内を巡りながら様々な歴史を感じることができます。まず目に入ったのは「安積教室」。

明治新政府による最初の国営事業「安積開拓・安積疎水開削事業」と急速な経済発展を遂げた郡山市や教育の歴史を解説する部屋となっております。安積開拓(日本三大疏水の一つ、安積疎水は猪苗代から農業、飲料、発電の目的で、利水のために築いた水路)がいかにして始まったのか、そのあゆみや想いを分かりやすくパネルで展示してあります。

趣のある教室が1階と2階にあり、それぞれで展示テーマが振り分けられています。こちらの桑野文庫分室では安積高校図書館「桑野文庫分室」の書庫から開架展示されており明治期~戦後の墨塗の教科書~現在までの貴重な展示があります。2階には文芸部室もあり、旧制中学、高校を巣立ち、文化・芸術・教育に情熱を注いだ出身者の作品や年譜が展示されています。今回は一部の場所をご紹介いましたが、他にも様々な展示が教室ごとにされています。訪れた際は是非巡ってみてはいかがでしょうか?

建物内を散策しているとノスタルジックな風景に出会うことができます。階段の窓から入る光が何とも幻想的な空間を造りだし、写真でどこを切り取ってもとても絵になりますね。

二階の教室には、木の机が並べられており当時の生徒たちがこの席に座り、勉学に励んでいた風景が目に浮かびます。実際に座ることもできるので当時の学生気分を体感することもできます。

二階には洋風建築の象徴的なバルコニーがあり八角形の柱と床面、アーチ状の美しいバルコニーを見ることができます。外に出てみると眺めのいい解放感のある景色がとても圧巻です。

館内を巡っているとタイムスリップしたかのような感覚ですね。窓からは柔らかい日が差し込み、辺りを明るく照らす状況がなんとも幻想的!

特にテレビのロケやカメラ愛好家も多く訪れるほど撮影スポットが数多くあり、訪れた際はお気に入りの構図を探して写真を撮ってみてはいかがでしょうか?

今回は郡山市開成にある「安積歴史博物館」を訪れ、ノスタルジックな館内を巡りながら安積開拓と教育の歴史に触れることができました。美しいアンティークが集まる空間は、まるで自分がその時代にいるかのように感じられます!是非足を運んでみてはいかがでしょうか?


安積歴史博物館

●住所
福島県郡山市開成5-25-63

●開館時間
10:00~17:00(入館は午後16:30まで)

●入館料
一般:300円(240)
高・大学生:200円(160円)
小・中学校:100円(80円)
カッコ内は20名以上の団体料金

●開館日時
火曜日~日曜日
10:00~17:00(最終入館は30分前)

●休館日
月曜日
※ただし休日には営業、翌日休館
年末年始(12月28日~1月4日)
冬季期間(1月・2月の平日)

詳しくはコチラから

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