郡山市スポット「田村神社」へ!(2021年12月13日)

郡山市田村町守山地区にある「田村神社」は、国道49号線沿いの小高い位置に鎮座しています。広い境内には印象的な大きな鳥居、郡山市指定の重要文化財等があり、秋には紅葉そして春には美しい桜が幻想的な姿を見せてくれます。

郡山駅方面の市街地からは国道49号線を進むと、およそ30分ほで到着します。ひらけた広場にある大きな鳥居が目印です。大きく見上げるほどの鳥居は圧巻の迫力です。

※2020年4月撮影

こちらの広場には「堂の前の桜」があり、見頃になると美しい桜を見ることができます。比較的近くに寄って見ることができますので、花弁一つ一つの色合いも観察することができます。

旧太元明王堂絵図も設置されており、現在地を把握しつつ全体のポイントをみることができます。大きな鳥居をくぐり「大元明王堂」を目指します!

鳥居をくぐると小さな河が流れていました。辺りの静寂と相まって、水の流れる音が何とも風情があります。

目の前に現れたのは上まで続く石段。段数も多く長い石段ですが、手すりもしっかり付いていますので足元に注意しながら登っていきます。途中ふと振り返ると今までいた場所が少し小さく見える程高く登ってきたのが分かります。秋の時期には階段を囲うような紅葉も美しいです。

階段を登りきるとまず現れたのは、仁王門。二体の仁王像が睨みをきかせています。細部の細かい体の動きも作りこまれており、躍動感が伝わる2体は迫力満点ですので是非足を止めてご覧になってください。

仁王門をくぐり先へ進むと、大きな「神楽殿」が現れました。朱色の神楽殿がとても美しく見入ってしまいます。中央にある太鼓が印象的ですね、近くまで近づくとその大きさにも驚きます。

神楽殿を過ぎると、「大元明王堂」に到着しました。田村神社は大同年間(西暦806年〜810年)に創立されたといわれており、須賀川を発った松尾芭蕉と曽良も参拝をしたそうです。

社殿の彫刻も素晴らしく見応えがあります、参拝をした後は、是非上を見上げてみてください!田村神社には、多くの文化財があり厨子や鳥居派の大絵馬などが奉納されています。

こちらは、郡山指定重要有形文化財の「延宝八年検地燈籠」幕府の命令によって諸国で検地(室町末期~江戸末期にかけて行った土地の測量調査)で、その奉謝としての検地燈籠が地域の鎮守神にあることは、全国的にもあまり例がみられないとのことです。また、ほぼ造立当時の姿を残しており歴史上の事実を裏付ける石造遺物として学術的価値が大きいとされているそうです。

社殿の後ろへ回ると立派な大木があります。この天に上るかのような姿で佇むこちらは、「景勝の桜(泰平寺の桜)」です。樹齢は約400年とされており、紅の濃い桜の花を咲かせ春の時期には見事な姿を見せてくれます。訪れた時期は冬ですが、春の季節が待ち遠しいですね。

高い場所に位置しているので眺めもとても気持ちがいいです。快晴の日には遠くの山々まですっきりと見ることができます!

今回は郡山市田村町守山地区にある「田村神社」を訪れ、趣のある境内を散策し沢山の歴史を肌で感じることができました。是非足を運んでみてはいかがでしょうか?


田村神社

●住所
郡山市田村町山中字本郷135

●お問合わせ
TEL:024-955-2630

詳しくはコチラから

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