平安朝初期、公家の血を引く小野篁と、篁の荘園に仕える愛子(めずらこ・珍敷御前)との間に生まれた姫が、比古姫こと後の小野小町と言い伝えられています。六歌仙・三十六歌仙にも数えられる才能あふれる歌人。その一方では、類希なる美貌の持ち主として、数々の浮き名を流したとも伝えられます。小野小町というのは本名ではなく、「小野家の美女」という意味のニックネームです。
残念なことに比古姫が生まれ育ったことを示す記録は残されて無く、彼女を知る資料は古今集の歌だけです。また小野小町伝説も全国各地に点在していて、どんな人物であったのかその本当のところは今もって歴史の謎とされています。
しかし彼女が残した歌の世界に思いを馳せ、ゆかりの地を歩いてみれば、小野小町の人となりが見えてくるかもしれません。
場所:矢大神社
住所:福島県田村郡小野町小野新町槻木内
連絡先:0247-72-6935 6938(小野町役場 企画商工課)
アクセス:磐越自動車道 小野ICより車で約10分
ホームページ:http://www.town.ono.fukushima.jp/soshiki/7/onono-komachi.html

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