小野町スポット「高柴山」へ!(2021年5月30日)

田村郡小野町にある「高柴山」は、昭和28年に阿武隈高原中部県立公園に指定された標高884メートルの小野町・大越町・船引町の境に位置する山です。今回は、高柴山の山頂にある展望台と美しく咲き誇る「ツツジ」を目指して登山をして行きます。山頂までのルートは【牧野登山口(田村市大越町)】【門沢登山口(田村市船引町)】【浮金登山口(小野町)】の3ルートあり、今回は小野町の登山ルートの【浮金登山口(小野町)】から登って山頂を目指していきます!

【浮金登山口(小野町)】に到着すると、案内看板があります。各ルートや見所などコチラに記載してありましたので高柴山のスポットを把握するために、一度足を止めて見ていただくことをオススメします。

案内看板のすぐ横側には、「高柴山登山口」の文字が刻まれた石柱があり、ここから登山を開始します。【浮金登山口(小野町)】は山頂まで2㎞、およそ25分程で到着できますので、登山が初めての方でも比較的登りやすいですね!

早速山頂を目指して歩き出します!登山道も歩きやすく、ゆっくりと森の新緑に癒されながら進んで行けます。この日は快晴でしたので、木々の葉っぱの隙間から光が漏れ出し幻想的な景色でした。

耳を澄ますと葉の擦れる音や鳥のさえずりも聞こえてくる静寂は登山ならでわですね、ふと立ち止まって上を見上げてみると葉っぱの形が面白かったりと新しい発見に気が付くこともできます。

歩みを進めているとあっという間に1kmになりました。要所に案内看板が設置されているので、頂上までの距離感も把握しやすいです。奥に見える階段を上って先に進みます!

道中には沢山の種類の木々に出会うことができます。馴染みのあるクリの木やコナラの木など原生林の中を歩いていると見つけることができました。

山頂まで600m付近のところで「太鼓石」の説明が書かれている石碑があります。平安時代の後期、八幡太郎義家が奥修阿部貞任を攻めた際に人馬ともつかれたので、この大石を打鳴らしたところ、大きな太鼓の音とかわり士気が大いにあがり敵追い進軍したといわれるとありました。右に進むと「太鼓石」まで150m、左へ行くと山頂へと続いています。

上り坂もあまり急でなく緩やかでしたので、あっという間に260m付近に到着です。御神水もありましたので休憩もできますね。右に進むと頂上付近が見えてきました。

ベンチもありますので絶景を見ながらゆっくりと休憩もできますね。ここから更に進むと開けた頂上が見えてきました!

頂上に広がるのは、一面に咲き誇る真っ赤な「ツツジ」!約3万株のツツジが作り出す景色は息をのむ程に美しいです。中央には展望台もありますので、よりツツジの絶景を楽しめます!

展望台に上ってみると、一面に広がる真っ赤な絨毯の様です。このツツジは馬の産地だった大越地方の明農家が放牧地として高柴山を利用した際に、山頂付近に放牧された馬が新芽を食べるとツツジの大群生ができたと言われているそうです。展望台からは、矢大臣山・大滝根山・片曽根山などの峰々と、広大な阿武隈高原の大パノラマを楽しむことができます!

新緑の木々に癒されながら進みリフレッシュできる登山道。5月、高柴山を登ると一面に広がるツツジの美しい景色、シーズン問わずに見れる阿武隈高原の大パノラマは、是非一度体感、そして見ていただきたい景色です!

外出の際は、マスクを着用しソーシャルディスタンスを保ってお出掛けください。

<高柴山駐車場  浮金登山口前>
住所:福島県田村郡小野町浮金

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