江戸時代のころ碁打ちの好きな殿様がいました。碁打ちに興じて夕暮れ時、帰城したところ突然、馬が騒ぎ出し不審に思った殿様は、
馬を良く見てみると、なんと河童が馬の尻尾を抜こうとしてるではありませんか、怒った殿様は河童を手討ちにしようとしたところ、河童は悲しげに「私には多くの子分や家族がいます、今殺されては、皆が路頭に迷ってしまいます。どうか殺さないで下さい」と涙ながらに命乞いをしました。憐れに思った殿様は、この地を水害から守るのであれば許してやろう」と河童と約束し詫証文を取り許しました。詫証文は、地中深くに埋め祠(ほこら)を建てました。不開神社(現在:赤津神社)となって水難除けの神様として祭ってあります。
現在でも、たびたび洪水は起こりますが、不思議と人畜や農産物に被害はなく、今でも河童詫証文は信じられています。(参考 天栄村教育委員会)
場所:天栄村大字柿之内字沖内
住所:天栄村大字柿之内字沖内
連絡先:0248-81-1030(天栄村ふるさと文化伝承館)
アクセス:東北自動車道鏡石スマートICより車で5分
ホームページ:https://ten-ei.net/story.aspx
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