源頼義、義家は厳寒と兵糧不足で郁殿激戦の末、敗北。その時、義家の愛馬が脚を怪我したため、敵の目を避け、御斉所峠を越えて、今の母畑の谷間に入り、そこで、数日過ごしているうちに不思議にも愛馬の傷口が治っていました。よくみると、岩間から泉がわき出ており、臭気が漂っており、それをみた義家は、「我が愛馬の傷口、数日にして治りしはこの泉水の為なり。これは我に味方する山神が与えて下さりしものなり。」といって、泉水のわき出る岩間の上に母衣を祀りました。義家は元気づけられ、自分の家来である源頼遠の子、有光を石川に残して、安部貞任を討破りました。のちに、源有光は石川有光と名乗りました。
母衣(ほろ)と旗を祀る土地=母衣旗(ほろはた)の地がいつしかなまって、母畑(ぼばた)になったそうです。
現在の温泉旅館「八幡屋」の名前の由来は、八幡太郎義家の愛馬の傷が治った湯泉の上に建てられたからといわれています。
場所:母畑温泉
住所:石川郡石川町大字母畑字樋田75-1(八幡屋)
連絡先:0247-26-2112(石川町役場)
アクセス:あぶくま高原道路福島空港ICよりR42を車で約10分
ホームページ:http://www.yahataya.co.jp/stay/hot-spring/hot-spring_0105.html

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