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日にち/平成27年6月28日(日)
まざっせ周遊ツアー『あたみ近代遺産と湯のまちめぐり』にご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
去る6月28日に同ツアーを無事に開催することができました。
ツアーでは、主に3ヶ所まわりました。
まず沼上発電所は電力会社の職員さんと一緒に通常見ることができない内部を見学。
旧中山宿駅では、元鉄道会社職員さんにお願いしてスイッチバック跡や建物跡など往時の中山宿駅の様子を説明してもらいました。
さらに、熱海町の温泉街を散策し、地元のガイドさんに熱海町の見どころなどいろいろ教えてもらいました。
最後は、ケヤキの森足湯で参加者の皆さん同士で楽しく語らって終了とあいなりました。
あいにくの梅雨空で終日傘の手放せない一日となりましたが、県中地域の魅力にみんなあらためて気づくことが出来たのではないかなと思います。
ツアーの様子を写真で振り返ります。
【沼上発電所・沼上瀑布】
沼上発電所では、猪苗代湖の湖水がどのようにして流れてくるかの説明から始まりました。
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明治12年から3年間、湖水東注(猪苗代湖の水を東にある郡山へ注ぐこと)として安積疎水の水路工事が行なわれた結果、五百川に流れる落差約40mの滝ができました。
その落差を利用した水力発電所が明治31年に建設され、現在でも利用されています。
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その発電所内部では1号機(写真右)と2号機(同左)があり、水車や圧油タンクなど当時から使われている設備を食い入るように見つめていました。
敷地内には変電設備や開業100周年記念碑がありました。
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また、建物の外には巨大な導水パイプがあり、その大きさに一同圧倒されました。
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沼上瀑布は「郡山水と緑の案内人の会」の佐藤秀雄さんに説明してもらいました。
今回のふくしまDC(デスティネーションキャンペーン)にあわせて景観整備したとのことで、ここに滝があったことを初めて知った参加者も居ました。
【旧中山宿駅】
次に旧中山宿駅を訪ねました。
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案内してくれたのは、同会の小池一正さん。
小池さんは元鉄道会社の職員でかつての中山宿駅を詳しく知る方です。
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中山宿駅は現在別の場所へ移転しましたが、もともとスイッチバック方式の駅でした。
かつては会津若松方面へ向かうために石炭や水を補給していた重要な駅で、快速列車が停車する磐梯熱海駅よりもたくさんの設備のあった駅でした。
ホームだけが残る現在の駅跡を見ても、説明を聞かなければわからないことだらけですね。
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ちょうど本線を走る列車がやってきたので、手を振ってみました。
【磐梯熱海 蓬山遊歩道・ケヤキの森足湯】
最後は熱海町を街歩きしました。
案内してくれたのは熱海史談会の佐藤元彦さん。熱海町に歴史に明るく、また地域の景観整備も行なっている方です。
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深沢の名水、源泉神社、蓬山遊歩道など短時間でしたが、温泉街を歩く体験が出来ました。
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足湯につかると子どもたちは「熱くて気持ちいい」と歓声をあげていました。
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あいにくのお天気だったので遊歩道は短めに切り上げましたが、普段はなかなか歩かない熱海町を地元の人と歩くことで新しい発見が得られたツアーとなりました。
最後はみんなで記念撮影。
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子どもたちの楽しそうな笑顔が印象的なツアーとなりました。
この思い出が将来、熱海町再訪のきっかけとなるはずです。

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