お宝リポーターの橋本です。
農業が盛んな県中地域。そして、全国的にも地産地消が叫ばれている現在。
今、地域に必要なのは・・・『これ!』

地産地消に取り組む農家:森成子さんに逢いに行きました。
今回の取材がきっかけで知ったのですが、現在、福島県内には約40件の農家レストランがあるそうです。
その中の1つ森さんが経営なさる「おもてなし屋 森農園」は築150年という日本家屋のご自宅を大工をしているお兄さんに協力を得てリフォームし、2008年4月にOPENしました。

落ち着いた古民家の玄関は、思わず、『ただいまぁ~!』とか『お久しぶりぃ~!』って言葉が出てしまいそうな懐かしい雰囲気を持つレストランです。

森さんは、玉川村に嫁ぎ、約20年間、農業に携わってきました。
ご自身の畑では有機野菜を栽培し、ブルーベリーなどの果実も手がけていらっしゃいます。
「玉川村の美味しい野菜をいろんな人たちに食べてもらいたい。」その思いが日々、大きくふくらみ、飲食店経営の経歴を生かし、一念発起でこの「おもてなし屋 森農園」を始められたのです。
おもてなし屋で使う食材は、森さんが栽培されている有機野菜のほか、地元玉川村の生産者から直接仕入れる良質な野菜、紫色のジャガイモや、アイスプラントなど、新しい農産物づくり積極的な玉川村ならではの食材もあるそうです。その日に採れた食材を見て、お料理を決めるそうですが、あえ物や天ぷらなど、素朴なメニューも野菜が持つ本来の味をこわさずにとても洗練されています。


事前に予約が必要ですが、お料理のボリュームはお好みで如何様にも調整してくれるので安心です。

また、ブルーベリーの炊き込みご飯など、びっくりするような創作料理で楽しませてくれることもあるそうです。
さて、わたしがお伺いした日のメニューはと言いますと、新鮮野菜の素揚げ、カボチャのスープ、柿のあえ物、菊のお浸し、刺身こんにゃくなど、全12品に大盛りの混ぜご飯とトン汁がついて、1,500円でした。本当に美味しかったです。
「お出しするメニューは、ちょっとずつを数多くが基本。いろんな玉川村の野菜を楽しんでほしいので。」と森さん。器の収集もご趣味とあって、お料理ともに彩で目も楽しませていただきました。
「意外にも、小さいお子様のいる30代ぐらいの家族連れのリピーターが多いんです。子どもたちも美味しい、美味しいって食べてくれるんですよ。」
村外からのお客様が大半を占めているということなのですが、地元のものを旬に地元で食べる。
それがいちばん美味しく食べる方法なのなんだなぁとあらためて教えていただきました。

「おもてなし屋 森農園」は集落の奥まった場所なので、隠れ家を探すような道を行くことになりますが、ぜひ、行ってみてください。

所在地:石川郡玉川村大字吉字遠下32
T E L:0247-57-3823[下ごしらえもあるので、2、3日前まで要予約]
営業時間:11:00~18:00(時間外は応相談)
定休日:無休
駐車場:7台

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