DSC03518
三春町恒例のだるま市が開催されました。
現地はきっと大にぎわいになるでしょうから、小旅行を兼ねて郡山駅から鉄道で遊びに行ってみました。
【列車に揺られて三春町へ】
旅の出発は郡山駅。
交通の要衝なので県中地域各地に鉄道旅行するときは、郡山駅を起点に東西南北どこへでも行けます。
DSC03491
(郡山駅、時間は15時ちょうどです)
 
今日は三春町に行きますので、磐越東線に乗ります。
DSC03493 DSC03497
(三春駅までは片道240円。SUICAも使えますよ)
 
三春駅へは6番線から出発します。
 
DSC03501 DSC03502 DSC03504
さっそく乗り込み揺られること12分、列車は三春駅に到着~。
三春駅では三春駒がお出迎えしてくれました。
【三春だるま市】
まずは、三春だるま市へ向かいます。
駅から約1.5kmほど離れた「三春町大町おまつり道路(まほら周辺)」へレッツらごー!
DSC03507
途中、城下町らしく枡形の道路を曲がります。
おまつりに向かう人達の足並みはどこかいそいそといった感じです。
DSC03509 DSC03511
(だるま市に近づくと、少しずつ人が増えてきました)
三春だるま市に到着~!
DSC03514
江戸時代より三春の城下町の新春を彩る行事と言われるだけあって、大賑わいですね~
特に縁起物を販売している露店では、三春だるまやまさるなど新年の福を求める人がひっきりなしに訪れていました。
DSC03518 DSC03526 DSC03527 DSC03530 DSC03532 DSC03538
(三春だるま)
小さいものは5~6cmですが、大きいものになると1mくらいにもなるんですよ!
顔の周りの水色の部分は、服を頭からかぶったときに見える胸元を意味しているんだそうです。
よく見ると、水色部分には華が描かれていたりします。
お店の人に聞いてみると「内面に華を持ちましょう」という意味があるようです。
また、三春だるまは目が描かれているのも特徴です。
これは災いににらみを利かせる意味があるようで、つまり厄除けなのだそうです。
DSC03521
よく見ると白いだるまには目がないですよね……と訪ねてみたら、大願成就用で願い事が叶ったときに目を入れるのだそうです。
DSC03519
今年の干支「申」にあやかって、おさるも登場!
実はこのおさるさん、背面には「大吉」と描かれているんです。
DSC03540
なかには、こんなに愛嬌たっぷりなだるまさんもありました。
こちらは彦治民芸の先代のお顔なんだそうです。
とっても福々しくて、持っているだけで幸せになりそうですね♪
【ドーナツロボット】
だるま市には地元のお店も出店しています。
大畑屋食品さんはおから入りベビードーナツを販売していました。
DSC03552
(12個入りで300円!)
このロボットすごくないですか?と聞くと、「イベント用だヨー」とのこと。
通常はお店でも販売していないそうで、今後の通年販売に期待です。
DSC03550 DSC03553
(自動で揚がるんですヨー)
【今年の一文字】
三春交流館まほらでは、今年の「希望の一文字」が披露されていました。
三春町の作家であり僧侶でもある玄侑宗久氏が、特大だるまに「希望の一文字」を揮ごうするもので、2010年から行なわれています。
そして、今年の一文字は……
DSC03559
「生」でした!
「うまれる」「そだつ」「いきる」「いのち」など多彩な意味に用いられることから、選ばれたようです。
ただ、面白いのは過去6作品とのつながりもあって、
DSC03560 DSC03568
2010年 發
2011年 根
2012年 興
2013年 地
2014年 破
2015年 竹
これに生を加えて、「發・根・興・地・破・竹・生」=「根を発し地を興す破竹の生」となるんですね。
玄侑氏によると、『根を発し、地を興すのは現物の「破竹」かどうかこれだけではわからない。むしろ人の生き方の比喩ではないか?』とし、
『誰でも住む土地に根を生やし、その土地や人々との関係を興しながら「生」そのものを充実させていく。震災後の福島県なればこそ、それを期待したい。』と記しています。
今年はどんな一文字なのかと期待していましたが、実は一文字だけではなくて、過去からの連綿とした繋がりも含まれていることにいたく感銘しました。
DSC03572
(揮ごうした玄侑宗久氏)
【帰路だって楽しい】
そろそろ日も沈みかけたので帰途につきますが、さすが城下町だけあって小道やお寺や馬頭観音など、歴史を感じさせる街並みが広がっています。
 
DSC03576 DSC03578
(磐州通り)
 
DSC03577
(蔵のカフェフローリアンさん)
DSC03581
(馬頭観音)
 
DSC03587
(菓子処三春儀同さん)
 
そんな三春町の最近おいしいグルメと言えば「三春グルメンチ」
町特産のピーマンがたくさん入っていますが、お肉と相まってお子様でも楽しめるご当地グルメです。
ただし、今日は三春だるま市で販売していたので実店舗ではお休みでした。
これは、またの機会に。
DSC03586
(伊藤精肉店さん)
寄り道したので列車到着5分前に着きました。
三春駅では、染物や三春駒などが販売していました。
DSC03590 DSC03593 DSC03592
 
DSC03594 DSC03602
(磐越東線は開業100周年を迎えました)
列車に乗ればあっという間に郡山駅です。
全行程の所要時間は2時間弱。
使った金額は、だるま市で買った縁起物や軽食代を除けば往復480円でした。
ちょっとした小旅行でしたが、とても充実するコースでした。
時間もお金もかかりませんし、これなら小さなお子様連れでも楽しめますね。
参考までに小旅行マップを載せておきますので、ぜひあなたも三春町へ小旅行してみてはいかがですか?
DSC03612
(郡山駅にて)
小旅行マップ
みはる

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事